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柔軟性不足には理由がある?!非正規から正社員登用のジレンマ

柔軟性不足には理由がある?!非正規から正社員登用のジレンマ

企業が人材確保や、組織の活性化のために、非正規社員を正社員へ登用する施策が各企業で進んでいます。けれども、登用後に受け入れ企業と従業員双方から、課題が出てくることがあります。

事例から学ぶ、マインドセットの大切さ

実際にある事例から、マインドセットの大切さなど、解決策についてキャリアカウンセラーが解説します。人事の方向けのコラムです。

 

柔軟性が不足している理由

従業員へ仕事の依頼をした際に、「入社時に言われていないので、対応できない」「入社時に言われていたことと話が違う」などと、抵抗を示されることがあります。人事としては、「柔軟性が不足している」と悩ましく感じるのではないでしょうか。実際に、複数の企業の方からそのようなお話をお聞きしています。

その背景には、長く非正規社員で働き続けた結果「契約内容との齟齬がないかどうか」へのこだわりが強くなっている、という理由があるのです。派遣社員や契約社員は、契約時に双方で確認した所属、業務内容に沿って業務を遂行しています。その感覚が長く身についており、正社員としてよくある「部署異動」や「業務範囲の変更」「リーダ職への挑戦」などに直面した際に、スムーズに対応できないことがあるのです。

 

実際に、非正規社員から正社員登用された方が「入社時に言われていなかったことを言われた!」と憤慨されて相談にいらしたことがあります。
そのような際には、新たな仕事の依頼は正社員としての期待であることをお話しし、前向きに仕事に臨めるようアドバイスします。

 

キャリアビジョンが描けない理由

また、従業員の中には、入社後のキャリアビジョンが明確に描けずに、「収入の確保」「長く働き続けたい」という条件面の希望が強いことがあります。その背景には、それまで不安定な雇用形態であったために、雇用の安定性に関心が高く、それ以外のことが、まだ具体的に考えられないという状況があるのです。

 

実際に、非正規社員から正社員になった方の中には、「正社員になって収入を増やすことにこだわり過ぎていた」とおっしゃる方もいらっしゃいます。その会社でどのようにキャリアを積んでいくか、深く考えずに勤務条件だけで選んでしまったというのです。そのような場合は、「それでも選んだ理由は何だろうか」と質問を投げかけて考えてもらいます。最初はそうおっしゃっていた方も、徐々に仕事にに慣れて、安心感が得られた場合、余裕ができてキャリアビジョンを描けるようになるのです。

 

双方にとってマインドセットが必要

非正規社員は、一般的に社内での研修や教育の機会も少なく、語学やITなどのテクニカルスキルは高い方が多いものの、リーダーシップやマネジメント、コミュニケーション等のスキルを学ぶ機会がなかったという方も多くいらっしゃいます。組織の中で必要な階層別研修も未受講で、途中から正社員へ転向となった方もいらっしゃるかもしれません。

人事としては、既存の正社員の研修・教育レベルと照らし合わせて、拡充する措置を取る必要があるのです。
また、従業員本人にも、企業として正社員へ期待することは何か、そのためにどのように仕事に臨んでほしいのか、どのようなキャリアパスの可能性があるのか等をかみ砕いて話をしていく必要があります。

キャリア開発セミナー・再就職セミナー

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《効果事例》

・非正規社員から正規雇用転換歴がある人材や中途採用人材のマインドセットができる
・ミドル層の「キャリアの統合」が進み、再チャレンジへのコミットメントの場となる
・上司やメンバー、家族との関係改善が促進され、パフォーマンスUPにつながる

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