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働いている方が偉い?!再就職支援の現場から

働いている方が偉い?!再就職支援の現場から

久しぶりの仕事復帰を目指す方の支援に関わる中で、心がざわつくことの一つが「働いていることは、果たしてそんなに偉いのだろうか」ということです。

雇ってやっている、支援してあげているという感覚

もう何年も前の事ですが、ある企業の方から「ブランクがあるにもかかわらず採用してあげたのに」という声を聞いたことがあります。その時のご相談は、職場内において、再就職した人材と他の人材との間でコミュニケーションで課題を感じており、困っているという状況でした。

 

経験者でもブランク人材に厳しくなる背景とは

労働市場では企業就業ブランクがあると、仕事のキャッチアップの時間がかかるなどの不安を感じる企業が多い時代でした。そのような中、採用した企業としては、人材への期待が大きいことと同時に、どこかで「本来は難しいところ、特別に採用してあげたのに」という想いがあったのかもしれません。それらの経験を乗り越えて、活躍する再就職経験者も、同じような態度を出してしまうことがあります。それは、再就職して数年たつと当時の苦労や感じたことが薄れてくることも要因ですが、どこかで「自分たちが再就職の道を作ってきたのだから、次の世代は期待に応えてもらわないと困る」等の想いが心の奥にあるのかもしれません。
けれども、それらの想いが表面化してしまうと、職場ではうまくいきません。

 

事実と感情は分けて考える

再就職後の人材に課題が出てきたら、その事実を伝え、改善のためのアドバイスを行っていきましょう。
「採用してあげたのに」という想いが心の中に出てきたら、それは自分の心の中で付き合っていきましょう。自分が、再就職後に仕事に慣れるために必死にもがいていたフェーズを乗り越えて、次のステージへ進んでいる、ということなのかもしれません。

「採用してあげたのに」という発言が周囲から出てきたら、他の人材も転職時はなれるまでに時間がある程度必要だったことを伝え、冷静になるように促しましょう。
そもそも、働いていることはえらいことなのでしょうか。誰かが働かなかったおかげで、私たちは今のポジションに自分がつけたのかもしれないし、誰かが地域や学校活動に従事してくれたおかげで私たちは仕事に注力できたのかもしれません。

キャリアママインターン事業でお会いした企業の社長から「私たちのほうが地域人や家庭人としてブランク人材だと気づいた」という言葉を聞いたことがあります。何か大切なことを忘れてきたまま、生きているのかもしれません。

 

誰もがHAPPYな社会を作るために

再就職後に、自分の居場所ができれば、安心して力を発揮していくはずです。誰もが、社会人になった時や、再就職時に誰かの応援を受けて今に繋がっていることを、忘れずにいたいものですね。
ワークショップやキャリアカウンセリングでもお伝えしています。

 

<参考コラム>

小島慶子さん──「稼ぎのない男なんて」と夫に言った、私の中にもある男尊女卑の刷り込み

<イベント予定>

12/2(日)「GEWELオープンフォーラム自分らしくあるために
12/6(木)「願いが叶うundryハーバリウム」イベントコーディネーターとして参加します
12/16(日)「自分軸で描くキャリアデザインセミナー」講師を担当します

個人の方向けキャリアカウンセリング

キャリア開発セミナー/再就職セミナー

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