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12.52016
定員で一杯でも病児保育を使うための、ワーママの流儀

育児しながら働き続けるワーキングママの一番の悩みは、子供の病気ではないでしょうか。
大事な仕事の時に限って子供が病気になる。多くのワーキングママが経験する最大の難題です。
それらを助けてくれる強い味方として最近整備が進んでいるのが病児保育室です。
病児保育室とは、病院についている保育室で、事前に登録しておくと、病気時に利用できる施設です。
私の住んでいる横浜市では10年前には2施設しかありませんでしたが、現在は19施設まで増設されています。
同じ神奈川県内でも相模原市は2施設、横須賀市は1施設のみですので進んでいると言えるかもしれません。
それでも、利用したことがないというワーキングママも多くいらっしゃいます。
利用しなければ必要性が伝わらず、設置が増えないというジレンマもでてくるでしょう。
実は、少々使いづらい点があり、利用がそれほど進んでいないというのが現状なのです。
その主な理由は以下の3点です。
1.事前にかかりつけ医の診察が必要
一般的には、電話で予約は可能ですが、
その際に、かかりつけ医の診断書が必要と言われます。
そのための通院で半日がつぶれてしまい「それであれば自分が仕事を休んだ方がよい」と考えてしまうのです。
2.保育時間の短さ
8:30~18:00、初日は17:30までにお迎え等が一般的な条件です。
仕事を遅刻だけでなく早退もしなければ間に合わないとなると、
「それであれば自分が仕事を休んだほうが良い」とまた考えてしまうのです。
3.予約の取りにくさ
風邪が流行る時期は問合せても予約でいっぱいで
キャンセル待ち4人目、5人目ということもよくあります。
そこで、「それであれば自分が仕事を休んだ方がよい」と再び考えてしまうのです。
でも、それらを乗り切るために多くのワーキングママが実践している方法があります。
1.事前にかかりつけ医の診察が必要
⇒翌日、翌々日のために診断書をもらっておく
かかりつけ医を2つ作っておいて、
早くもらえそうな病院で診断書をもらう
2.保育時間の短さ
⇒お迎えはパパやファミリーサポートの方に依頼し乗り切る
3.予約の取りにくさ
⇒キャンセル待ちを入れておく。
*意外と数名のキャンセルが続いて利用できることもあります。
当日は無理でも翌日の予約をしておいたほうがチャンスが広がるのです。
それから、
現在は他にこんなサービスもあります。
A.病後児保育
病気回復時(熱は下がったが、まだ保育園は無理のとき)
に利用できる。
B.病気時にも預かってくれるベビーシッター
そして、最後に大切なことは、一人で抱え込まないことです。
無理をすると自分自身が体調を崩して、家族にも職場にもさらに大きな心配をかけてしまうことになります。
特に35歳以上のワーキングママは、不足する「体力」を「知力」で補って乗り切ることが大切です。
例えば、夫や親だけでなく、親兄弟、義理の両親、ママ友達、近所の方、相談してみてください。
困ったとき、助けてくれる方が身近にいることがあります。
職場でも、
普段からコミュニケーションを図るだけでなく、情報共有やデータ管理等仕事のやり方も工夫しておくと、
緊急時に他のメンバーへの引継ぎもスムーズに進みます。
早めに上司に相談することも重要です。
今週は1時間早く帰らせてもらいたい、その分来週残業します等、予定がわかったほうが職場もありがたいものなのです。
乳幼児期気管支炎を多発し、月に数日保育園を休んでいた息子も、
小学生になってからはほぼ病気はなくなりました。
子供は成長していきます。
「できるときにできることを」の考え方でキャリアを積んでおくと将来につながります。
風邪の時期も様々な工夫で乗り切っていきましょう。