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事業計画を辞めて感度を上げる!クルミドコーヒーの経営学

事業計画を辞めて感度を上げる!クルミドコーヒーの経営学

女性建築家チームWHAIS(ワイズ)の総会でクルミドコーヒー影山知明さんのお話をお聞きしてきました。

マッキンゼーからカフェオーナーへ

影山さんや東京大学卒業後、マッキンゼーを経てベンチャーキャピタリストとしてご活躍。実家を建て替える際にカフェを創りカフェオーナーとなったというユニークな経歴をお持ちです。
お店のこだわりや経営についてのお話から、エッセンスをご紹介します。

 

偉人が育つカフェ

ピカソをはじめ芸術家が集まったカフェ、有名漫画家が住んでいたアパートなど、歴史期的な偉人が使った場所は「偉人が集まった場」として表現されることが多いものです。
けれども、影山さんは、「カフェがあったから偉人が育ったのではないか」と考えて、場づくりをされています。

 
クルミドコーヒーのコーヒーは650円。食事のメニューは軽食です。安さやボリュームを比較されると一般的なカフェや飲食店には負けるかもしれない。
それでも地元に愛されて存在し続けているのには、「同じ土俵に立たない」という考え方でお店作りをされている姿勢があるのです。
 

(ポイント)
感度が高い方が行きたくなる場とは居心地の良さだけでなく、エネルギーが満ちる場であり、人と人とのシナジー効果が高まる場所なのではないでしょうか。
集まりたくなる場、プラットフォームを創ることが大切なのだと実感しました。
 

事業計画を辞めた理由

計画を立てると数字を追うことが手段となってしまう、と影山さんは言います。
手段となるとそれ以外のことが見えなくなり、日常のふとした出来事や人とのかかわりなど「魅力」に気づかなくなる危険があるのです。
 
また、ポイントカードや割引なども一切しないそうです。
利用する側も消費者の思考に陥ってしまい、「もっと安いものを」「同じ値段であればたくさん食べられるものを」と行動が変わってしまうのです。
 

カフェのスタッフを選ぶ基準の一つは「一緒に話をしたい人かどうか」。
日常のふとした魅力に気づき、大切にカフェのたたずまいを作り上げてくれる方。その積み重ねがクルミドコーヒーとなっているのではないでしょうか。
 

(ポイント)
数字に追われすぎて、自分の仕事の本質を忘れかけてしまう瞬間は誰にでもあるのではないでしょうか。
誰のために、何をする仕事だったのか、時々見直しておきたいものです。
 

 

自己肯定感と自己効力感

自己肯定感とは存在自体が認められること。
「あなたはあなたでいい」と周りから言われて育ったという影山さん。存在自体を認めらることでゆるぎない自信となって今につながっているそうです。
自己効力感とは勉強ができる、スポーツができるなどの「機能性」のこと。
「●●ができるヤツ」とという自信は自己肯定感を高めることにもなるけれど、「●●ができない」というときは落ち込むこともあるそうです。
会社員時代は「できるヤツ」とおもっていた影山さんも、カフェの事業を始めると何も役立たないことに打ちひしがれたこともあるそうです。

そのときに、自分を支えていたのは「あなたはあなたでいい」という自己肯定感でした。
 

(ポイント)
私たちは日々の生活の中で、「●●ができる」「●●はできない」と機能性に一喜一憂してしまいがちですが、そもそもの自分の存在自体を認めて安心感を持つことも大切です。
あなたはあなたでいい、とは自分で自分に投げかけ続ける言葉でもあるはずです。

女性建築家チームWHAIS

チームで働くメリットとはでもご紹介したWHAIS。
企画イベントでは毎回楽しい仕掛けで楽しませてくださいます。
今回は栄港建設の新社屋でのお披露目会。心地よい空間と目にも美味しいお料理を楽しみました。

効率だけでなく、数字だけでなく、そもそもの人や場所の魅力を大切に育てていく場づくり。
私自身も関わってきたいと思っています。今年は地域コミュニティ、ソーシャルビジネスリーダー育成を通してもはぐくんでいきます。

 

《参考》
【開催レポート】大倉山発!コミュニティビジネスの作り方
【募集中】NPO法人GEWEL ソーシャル・リーダーシップ開発プログラム

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