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インクルーシブの実際のところ【パラリンピックから学ぶ】

インクルーシブの実際のところ【パラリンピックから学ぶ】

性別や年代、障害の有無、学歴や価値観など、人には様々な違いがあります。それらの多様性を知るだけでなく、包括的に受け入れるためにはどうしたらいいのでしょうか。 藤沢市で開催された講演会にてお聞きした、柔道選手として パラリンピック 出場経験を持ち、障がい者雇用コンサルタントとして活躍されている初瀬勇輔さんのお話からヒントをお伝えします。

ちょっとした工夫で同じスタートラインに立てる

視覚障害者の柔道のでは、お互いに組み合うところから試合がスタートします。障害の程度も人によって異なる状況において、対等に試合をするためです。講演会の中でも、「〇〇の方は拍手をしてください」とおっしゃって、参加者の様子を確認されました。また、動画を一緒に見て音声を聞くことで同じ体験を共感することもできました。それらの工夫は、健常者にとってもコミュニケーションが活性化する工夫でもありました。「見えるだろうから」と一方的にスライドを見せながら話すだけであったとしたら、動画の視聴がなかったとしたら、この時のような一体感は感じられなかっただろうと思うのです。

リハビリからアスリートへ

パラリンピックの起源は、1948年のロンドン郊外にある病院にて、 ルードウィヒ・グットマン博士 がアーチェリー大会を開催したことだったそうです。 「失われたものを数えるな。残っているものを最大限に生かせ」 という言葉は今でも多くの方の心を揺さぶります。障害者の方がリハビリとして始められたスポーツが、今では選手として企業に属しながら競技を行う方も少なくない状況に変わりつつあります。2012年のロンドンオリンピックにてメディアの取り扱いがきっかけとなり「アスリート」としての取り扱いに変わったというお話に、周囲の受入れ方や捉え方によってパラダイムシフトが起こると実感させられました。

2012年ロンドンパラリンピックの動画(チャンネル4より)

インクルーティブとは、お互いがもっと楽になって楽しめるようなちょっとした工夫によって進むものなのかもしれません。「眼鏡やコンタクトがなかったとしたら、皆さんも障害者だったのかもしれません」という初瀬さんの発言にハッとさせられました。視力が弱い人がいるかもしれないと思うと、もっと見やすい資料を作ったり、遠くからでも見えるようにしたり、音声でも伝えたり、「工夫」ができますね。今日から早速ちょっとした工夫を始めてみたいと思います。

 

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