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管理職昇進辞退の背景!氷河期世代との付き合い方

管理職昇進辞退の背景!氷河期世代との付き合い方

非正規社員から正規社員への登用、女性活躍推進の一環による管理職登用などを進める企業から、「リーダーや管理職登用を辞退する人材」のお悩みをお聞きすることがあります。キャリアストレッチのチャンスにも関わらず、なぜ辞退してしまうのでしょうか?

リーダー職・管理職への挑戦に慎重?!就職氷河期世代

今回は40歳前後の世代、「就職氷河期世代」に焦点を当ててその背景を解説します。

 

アラフォークライシスの背景とは

最近、40歳前後の世代のみが、給与が下がっていることがメディアで話題になりました。※
就職氷河期と呼ばれる時代に社会人となり、非正規社員でキャリアをスタートしたり、正規社員となっても長い間下のポジションでキャリアを積み、能力開発の機会に恵まれていなかったというのです。そのため40歳前後となっても、市場で期待されるリーダー経験が不足し、リーダー・管理職への挑戦に踏み切れないままでいる可能性があるのです。

※NHKクローズアップ現代より「アラフォークライシス

実際に、キャリアカウンセリングの現場でも「マネジメントのポジションについたことがないので自信がない」「年齢の割にたいした経験を積んでいない」とご自身のキャリアに対して後ろ向きに考える方もいらっしゃいます。また、実際にリーダー・管理職となっても、経験が豊富な上の世代と、はっきり自己主張を行う若手世代の勢いに押されて、委縮してしまうこともあるようです。

 

能力開発のためのヒント

長い間、現場の実務担当者として経験を積み、多様なリーダーや管理職の元で仕事をしてきた世代として、現実的なアイデアを出し、メンバーと協力し合い、リーダーや管理職のサポートをしながら業務を確実に進めることに長けています。多様なリーダーたちの良い面と反面教師にしたい面を理解しています。それらを統合して、自分なりの新しいリーダー、管理職を一緒に作り上げていくとよいでしょう。

例えば不足するスキルは他の人材にサブリーダーとして補ってもらう、数か月は管理職候補として経験を積む、等の施策を取り入れるのです。また、非正規社員として長年経験を積んできた人材には、正社員が若手のうちに受けるべき研修を受講させることやメンターをつけることも有効です。

 

就職氷河期世代への関わり方

一方で、時代が良くなかった、恵まれなかったと常に環境を嘆く人材には注意したいものです。
「よくこの環境でも働き続けてきた」と状況を捉えなおすように働きかけ、他の世代の状況も伝えてきましょう。かつては、女性は結婚や出産したら退職が当たり前の時代でしたし、ハラスメントという言葉がない時代に男性中心の社会で苦労して働き続けていた先輩もいらっしゃいました。2016年の女性活躍推進法施行、2017年の働き方改革と、時代は変わりつつあります。時代の流れを受け止め、チャンスには飛び込む姿勢の大切さを伝えるのです。人事としての期待も繰り返し伝えましょう。
人生100年時代といわれる今、40歳前後はまだまだ若手かもしれません。今だからこそできることにまい進することをアドバイスしましょう。

働き盛りの40歳前後の意識や行動が変わることで、職場全体に大きな影響が出るはずです。

《参考コラム》

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