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人生100年時代の40歳からの働き方

人生100年時代の40歳からの働き方

「定年まで十数年だから」「あとは現状維持で」と40代、50代の会社員の方からお聞きすることがあります。けれども、現状維持で定年まで乗り切れるとは言い切れません。時代が大きく変わってきているからです。現役キャリアカウンセラーのコラムです。

50歳のライフプランセミナーで伝えていたこと

2000年代に入るころ、大企業で実施されていた「ライフプランセミナー」の運営に関わっていたことがあります。振り返ると、今の時代にも参考になるエッセンスに溢れていたことに気づかされるのです。

 

仕事人間からの転換の苦労

当時の大企業で働く50歳前後の方は、役員になる方を除き、転籍や出向を命じられる時期にいらっしゃいました。それまでの本業は部下に委任し、ご自身はそれまでの経験・知見を活かして新たな環境で部下の育成や事業拡大に当たってほしいという企業からのメッセージがあったのです。さらに、年収の伸びは止まり定年も近づくため、家族との関係を再構築し、ライフプランを立て直してほしいという新しい考え方も伝えられました。宿泊を兼ねた数日間の研修にご夫婦で参加することを推奨されていたのも、それらの理由があったからなのです。

けれども、仕事一筋で頑張ってきた世代には、企業からのメッセージを素直に受け取れない事情があったのです。例えば以下のような不安がありました。
☑「大企業」という看板なしで仕事ができるのかという不安
☑ 他の環境で通用する、仕事のやり方を身に付けてこなかった不安。
☑ 会社以外のコミュニティ(家族、地域や趣味仲間)を持っていないことへの不安
☑ 「大企業」という看板なしで、家族や親せきと関係が維持できるのかの不安…

会社員であってもフリーランス的に働き続ける

新卒で一括採用し、育て上げて定年まで面倒を見ることが前提だったかつての終身雇用制。帰属意識を高めて同じ方向を向かせるには効果的な制度でしたが、少子化で若手が減る一方の現在では、安定志向の中高年だけが残り事業成長のスピードに支障をきたしている事例も見られます。実際に、リストラを敢行する事例も見られます。働く側にとっても正社員だからといって安心はできない時代になりつつあるのです。企業も人材もいきのこっているためには、「会社員であっても、フリーランス的に働き続ける」スタイルがよいのかもしれません。

働く側は、他社でも通用する専門性や業務スキルを高めておく。そのために、他の部署への異動やや職種転換への挑戦も行う。新規事業プロジェクトに手を上げて経験を積んでおく。社外との人脈を形成しておく等、会社に属しながらでもできることはあるはずです。いざとなればフリーランスとして活躍できるスキルを身に付けておきましょう。

企業側は、時には他社の人材との合同研修や他社でのインターンシップに人材を派遣し経験を積ませる。プロフェッショナル人材を期間限定で受け入れ、プロジェクトの推進をしつつ職場の活性化を行う等、人の採用や退職勧奨だけでない施策によっても人材の活性化はできるはずです。市場価値が高い人材を育てておくことが、最終的に企業の成長を推進します。

 

「定年まで十数年だから」「あとは現状維持で」」とおっしゃる40代50代の先輩たちを見て、「ああなりたくないから」と40歳からのキャリアチェンジ、転職のご相談に来る方が増えています。人生100年時代、何度でも転職やフリーランス転向、起業等を繰り返す時代かもしれません。今の自分に違和感を感じたら、ギアチェンジをしてもいいのではないでしょうか。ただし、20代30代とは周囲からの見方や自分の体力・抱えているものも異なります。しっかり準備していきましょう。

 

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