ブログ

女性は下駄を履かせてもらっていい?!女性活躍推進の背景

女性は下駄を履かせてもらっていい?!女性活躍推進の背景

2016年に女性活躍推進法が施行され、にわかに注目を浴びるようになった「女性活躍推進」という言葉。女性にとっては責任ある仕事を任されたり、管理職に登用されたり、再就職や転職の機会が広がったりと、以前に比べるとチャンスが増えてきたともいえるでしょう。

けれども、同時に「女性は下駄を履かせてもらっているのではないか」という言葉も聞くようになりました。

女性は優遇されすぎている?!

女性というだけで、機会が与えられるのは男性に対して不公正ではないか、実力以上に特別扱いをされているのではないかという意見です。そこで私が思い出すのは新卒時代に経験した「男性は下駄を履かせてもらっている」強烈な体験です。

 

女性が一気にやる気をなくした仕組み

90年代に大学卒業後、新卒で流通業界で働き始めたときに驚いたのは男女に期待される役割が明確に違っていたことです。男性に対しては「現場のリーダー役」が期待され、女性に対しては「他のスタッフと同等の役割」が期待されていたのです。当時は、男女雇用均等法が施行されてまだ10年経っていない時代、企業も女性の採用に慣れていなかったのです。

また、男女雇用均等法では1999年に募集・採用、配置・昇進について性別によって違いがあることを「禁止」されましたが、それまでは「努力目標」だったため、現場ではまだまだ違いがありました。

そして、入社3年目に衝撃を受ける出来事がありました。最初の昇進の時期に、男性は全員昇進できたのに対して女性は少数しか昇進できなかったのです。

当時の親切な上司からは「まだ女性の活躍の場も整備できていないのが現状で、女性はよっぽど秀でた成果を出せないと会社としても上にあげられないんだよ」と言われ、こつこつ真面目に仕事をしているだけではダメで社内PRも必要だとアドバイスもしてくれました。それはそれとして受け止められたのですが、ショックを受けたのは、”成果や積極性の有無、適性などではなく、男性は全員「男性枠」で昇進していた”ことです。

 

機会があると成長できる

90年代までは、このようなことはどの企業でも同じようなことが起こっていたのではないでしょうか。「男性枠」として機会が与えられて経験を積むことで、スキルアップしていったことでしょう。そのような方がミドル層の管理職として今は活躍しているはずです。

一方で、やる気を打ち砕かれた女性の中には、公務員や他の企業に転職して実力を発揮した方もいらっしゃいますが、結婚・出産・海外赴任帯同を機会に20代で退職してしまった方や、悶々としながら男性との違いがある環境の中で働き続けてきた方もいらっしゃるでしょう。

もし、20代のころに男性と同じ機会が与えられていたら、違っていたのではないでしょうか。もし、女性と男性が同じ機会を与えられていたとしたら、パートナーが仕事を辞めずに続けていたとしたら、男性の中には今のような経験ができなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

何度でも挑戦できる時代

このような経験をしてきたため、「下駄を履かせてもらっている」かつての男性たちとのバランスをとるために、女性も下駄を履かせてもらっていいのでは、と個人的には思います。女性の就業率の低さや管理職の割合の低さを是正する良い機会ですし、男性に対しても仕事だけでなくプライベートの充実を見直す機会になるでしょう。

自分に機会が回ってきたら「ありがとうございます。せっかくの機会を楽しみます」と宣言して思いっきりやってみたらいいのです。

下駄を履かせてもらう機会がなかった世代は、これから自分で自分に下駄を履かせて思いっきりチャレンジしてきましょう。人生100年時代といわれる今、ブランクがあっても、未経験であっても、いくつになってもチャレンジができる時代になりつつあります。かつて、社会に出たときに持っていた期待ややる気を、今から発揮していけばよいのです。下駄を履いてなかったから、見えていた風景や培った経験スキルもあるはずです。

再就職、未経験の職種へのチャレンジ、管理職へのチャレンジ、やってみたいと思ったら動いてみましょう。

 

専門家としてご相談にも乗っています。

35歳からのキャリアカウンセリング
企業向けメンターサービス
セミナー・ワークショップ

 

《参考コラム》

【オフィスで温め×メンターサービス】イクボス講座

【オフィスで温め×メンターサービス】会話力UP講座

女性が昇進断る理由とは?

関連記事

ページ上部へ戻る