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女性のリーダーを増やす特効薬とは

女性リーダーを増やす特効薬とは【アジア開発銀行年次総会より】

ADB(アジア開発銀行)の50周年総会が横浜で開催されたのに合わせて、Women’s Leaershipをテーマにしたパネルディスカッションが開催されました。当日の内容から、女性リーダーを増やすためのヒントについて解説します。

https://www.facebook.com/AsianDevBank/

(出席者)

Shamshad Akhtar(Under-Secretary-General,United Nations and Exeucutive Seretary,United Nations Economic and Social Commission for Asia the Paific)
Fumiko Hayashi(Mayor,City of Yokohama)
Oyun Sanjaasuren(Chir,Global Water Partnership)
Yutaro Shintaku(Director and Corporate Advisor,Terumo Corporation)
Deborah Stokes(Vice-President for Asministration and Corporate Management,ADB)
Sharanjit Leyl(Producer and Presenter,BBC WOrld News)

 

経験と知見を結集して乗り越える

横浜市の林文子市長のスピーチでは、「サステナブル=持続可能な成長を目指す」という言葉が印象的でした。

全国でも先駆けて待機児童ゼロを実現し、2011年からは女性のネットワークイベントを開催しさらに女性起業家向け支援にも力を入れてきた横浜市。

昨年の横浜ネットワーク会議&横浜ウーマンビジネスフェスタは1500名が集まる大きなイベントとなりました。

企業の経営者でもあった市長は、優秀な女性たちが育児や介護を理由にキャリアを中断していく現場に出会い、「女性活躍支援が自分の使命」だと強い信念もってアクションを進めています。女性役員比率が高い企業は利益率も高いことにも触れ、

「フレームの整備は整ってきたが、女性の登用が進んでいない」「国会議員の女性の割合は13.4%、自治体の首長は1.6%にすぎない」と日本の現在の問題を提起したうえで、【今日集まった私たちの経験と知見を結集すれば乗り越えられる】とエールを送りました。

 

マインドセットする必要がある

現在の女性活用の状況、アジアの中では女性がリーダーになることに抵抗があるのでは?

というテーマに対しては、以下のようなヒントが出ていました。

 

☑女性リーダーは経済力を高めることができる存在であること。
労働者の男女の割合を平等にすれば9%成長する、発展途上国は4%GDPが上がるといわれている。
☑パネリスト自身は、男性上司によってチャンスを与えられてきたこと。
☑女性の強みは倫理観が高いこと。
☑若い方にはメンタリングによってメンタリティを改革するとよいということ。
☑魔法の特効薬は存在しない。17のステップを使っている。ADBでは25年前には女性比率5%だったものが現在は35%に上がった。

<カウンセラーの解説>
私たち自身がチャンスを逃さず、アクションを起こすことで次の世代に影響を与えて社会を変えていくことにつながるのではないでしょうか。

 

風穴を開けるためにやるべきこと

クオーター制、助成金など制度を造っても使われていない。この状況に一つ突破口をあけるとしたら?

というテーマに対しては以下のようなヒントが出ていました。

 

☑ジェンダーの問題だけ得なく多様な問題も含めて目標を立てる
☑施策策定の際のインタビューのプロセスが大切。女性だから特別ではなく、リーダーシップ、経営能力、チームワークも判断する。
☑教育、研修こそ効果があるのではないか。テルモではダイバーシティプログラムでは従業員の潜在能力開発も目的としている。
また、男性の育休取者が職場に戻った時に多様な人材への理解が深まったという実績もある。
☑女性も男性も同じ評価の上で、公平に評価されることを望んでいるんではないか。女性も男性も働き方にはフレキシビリティを求めているんではないか。

<カウンセラーの解説>
女性を特別扱いではなく、多様な人材の活用まで広げて施策を立てることが大切なのではないでしょうか。

 

女性リーダーの宣言

今後やってきたいこと宣言では、ダイバーシティ推進者としてプレゼンテーションを続ける、アジアの若い方が交流できる場を創る、女性役員を増やす等の具体的なお話がありました。

 

課題はいつの時代もあり、全てを一瞬にして解決できる特効薬は存在しないということ、それは問題意識がある私たち自身が、できることからやるべきだということではないでしょうか。

横浜ウーマンビジネスフェスタ2015.2016実行委員として貴重な機会をいただきました。
自分自身の活動に役立ててまいります。

横浜ウーマンビジネスフェスタ実行委員でご一緒した漆原さんと

 

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