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働き方改革の壁?!バブル世代との付き合い方

働き方改革の壁?!バブル世代との付き合い方

生産性を上げて効率化を図れば、無駄な残業はなくなる。働く場所へのこだわりをなくせば、リモートワークは普及する。
そうわかっていても長時間労働で出社が必須の勤務形態が続くのはどうしてなのでしょうか?

改革に抵抗を感じるといわれるバブル世代。その背景と解決のヒント

背景には、新しいワークスタイルへの移行に慎重な姿勢を示す層の存在があります。そこで今回は「バブル世代」について解説します。

 

「頑張りたくなる気質」が培われた環境

大学卒業後1988年から1992年に入社した世代は、一般的に「バブル世代」と呼ばれています。現在の日本の経済成長率は0.49%ですが、1988年は7.15%。
1990年を境に急降下するまでは景気が良い時代が続いていた時代でした。その時代に多感な学生時代を過ごし社会へ出たため、「働いた分だけお金になる」「頑張ればなんとかなる」という考えを根底に持っていることが多いのです。
またこの世代の大学進学者は世間では少数派(注1)だったため、自分たちが社会をリードしていくという意識も強いことが特徴です。入社後は就職氷河期世代の採用が抑えられたため、後輩不在の中数年間若手の立場でキャリアを積んだケースも多く、年齢を重ねてもプレイヤーとして動いてしまう傾向も見られます。

頑張りたくなる気質は、残業をしてでも最後までやり遂げたいという意欲と絡まって、「実績を出すためにはある程度の残業は必要だ」という考え方や、自ら長時間労働を続けてしまう事象を引き起こしてしまうのです。

 

「保守」と「革新」がせめぎ合う意識

バブル世代の多くは専業主婦の母親に育てられ(注2)、家庭科男女必修ではない世代だったこともあり、男性は仕事で女性は家庭という考えが頭の片隅に残っています。
また、男女雇用均等法が施行されて数年たっていたものの、現場では女性社員の取り扱いに戸惑いもあったり、昇進に男女の違いが残っているような時代でした。
その中でキャリアを継続してきた女性たちの中には、「男性以上の実績を積んでやっと認めてもらえる」という意識が強いケースもあり、長時間労働を続けてきた方も少なくありません。

実家のフルサポートを受けて育児との両立を図るか、一度退職して非正規社員で仕事を再開するかなどを迫られた世代でもありました。

女性の活用の機会に恵まれた時代でありながら、環境の整備が追い付か無かった時代。
結婚による転居や出産等のライフイベント時に仕事を辞めてしまうケースも多く見られたのです。

 

過去の成功体験との対立

若い時の成功体験を思い出す際に、がむしゃらに働いていた自分と対面し、仕事を優先してライフイベントを先延ばしにしたり、ライフイベントのために仕事を中断したことも思い出します。

環境が整備されて、無駄な残業を辞めることができても、リモートワークを導入しても、「過去の自分」に対して、どこかで申し訳なさや物足りなさを感じてしまうことがあるのです。
そのためか、環境が整った中で働く若手に対して、「まだまだ甘い」「もっと働かなくては」という態度で接してしまうこともあるのです。

 

バブル世代が動けば時代は動く

バブル世代は40代後半から50代となり、親の介護題や自分の健康問題等に直面し、働き方を変えざるをえなくなっています。誰もが、時間や場所の制約を持って初めて真剣に働き方について考えるものです。

同期も多く、組織の中でも大きな影響力を持つこの世代が、新しい働き方を導入することで一気に組織風土改革も進むでしょう。「保守」と「革新」の狭間を生きる世代の心情を理解し、過去から脱皮して「革新」へ大きく針を振ってもいい時期なのだと、周囲から働きかければよいのです。

バブル世代が動くことで、組織も変わります。頼れる存在として接してみてはいかがでしょうか。

 

注1:大学進学者が50%を超えるのは1999年以降
注2:兼業主婦が専業主婦を上回るのは1997年以降

 

《参考》

大手外食チェーン職場環境改善事例
厚生労働省「働き方・休み方改善ポータルサイト

 

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